胃が気持ち悪いし吐き気がある時の食べ物。栄養があり負担が少ないのはコレ!

「胃が気持ち悪くて吐きそう・・・でも何か食べないと・・・
体に負担が少なくて栄養のある食べ物はないかな?」

気持ちが悪く、吐き気がある時でも全く何も食べないのは
身体によくありません。

生きていくためには栄養を摂ることが必要です。

少しでも胃腸に負担をかけないように消化が早くて、
それでいて栄養があり、体に良いものを食べましょう。

この記事では胃が気持ち悪い時に食べることができ、
身体への負担が少ない食べ物を紹介しています。

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胃が気持ち悪いし吐き気がする時の食べ物はコレ!

基本的に、今も吐き気がひどくて、吐いている状態であるならば、無理に食べずに胃腸を休ませてあげることを優先させてくださいね。

胃が気持ち悪い時に食べるのは、以下の条件を満たしているものがおすすめです。

  • 胃への刺激が少ない
  • 消化が早いもの
  • 簡単に胃に入るもの

一般的に食べ物の消化にかかる時間の目安はこうなっています。

果物 約30分

果物は酵素を豊富に含んでいるため、食べる際にエネルギーを使う必要がありません。すぐに胃腸に吸収されてエネルギーになります。

野菜 約2時間

野菜も食物酵素を多く含んでいるため、消化にそれほど時間はかかりません。

炭水化物(ご飯、パン類) 約12時間

ご飯やパンは固形なので分解、消化するのに時間がかかります。

たんぱく質(お肉、魚介類) 約18時間

たんぱく質の消化には最も時間がかかります。たくさんの酵素が必要で、胃腸に負担がかかります。

一番消化が早いのは果物ということになります。果物の中でもさらに消化が早いのは熟しているものです。熟している果物は柔らかくなっており、消化が早くなるので胃腸にかける負担が少ないんですね。食べる際には若い果物ではなく、熟した果物を選びましょう。

また、いろんな果物を混ぜてミックスにして食べるより一種類に絞って食べた方が消化はスムーズになりますのでそこも覚えておきましょう。

消化が早い果物は?

食べ物の中で消化が一番早い果物、その中も特に栄養価が高く、胃腸に負担をかけないものを紹介します。

メロン

メロンは栄養価が高く、カリウムなどのミネラル成分をはじめ、ビタミン群を豊富に含んでいます。吸収が早いのですぐにエネルギー源となってくれます。

また、食物繊維であるペクチンも多いため、胃腸を活性化し便秘の改善も期待できます。それになんといっても消化の速さはぴか一で、食べてから消化まで20分程度しかかかりません。

ただ、メロンはほとんどが水分なので食べ過ぎると体を冷やしてしまう恐れがありますので、8分の1切れくらいにしておきましょう。

スイカ

スイカに含まれるカリウムは疲労回復効果があり、夏バテに効果のある果物です。また、シトルリンと呼ばれるアミノ酸が多く含まれており、血流を良くしたり血管を若返らせる効果があります。スイカの90%近くは水分で出来ているため、非常に消化がスムーズです。

バナナ

バナナは栄養価が高く、ぶどう糖や果糖、ショ糖などエネルギーの吸収速度が速い食べ物です。胃への負担も少ない上に抗酸化力も高く、酵素が胃腸の調子を整えてくれます。

特に消化が早いのは熟しているバナナです。皮に黒い点々がついていて、少し柔らかくなっているバナナの方が良いです。

オレンジ

オレンジはビタミンCが豊富に含まれています。そのほかにも、カルシウムや鉄分なども適度に含まれているので、バランスの良い栄養価を持つ果物と言えます。

お酒を飲みすぎて気持ち悪い時などに効果的です。

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ぶどう

ぶどうには身体に吸収されやすいブドウ糖や果糖をたくさん含んでいます。これらは、体の中で代謝を必要とせず、すぐにエネルギーになるので疲労回復効果がとても高いです。

イタリアには「良いワインは良い血を作る」ということわざがあります。ぶどうには体に良い成分がたくさん含まれているんですね。

りんご

りんごには水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれており胃腸に優しいと言われています。ペクチンは腸内の善玉菌を増やして、悪いものを体外に排出してくれるんですね。

一番栄養を摂取できる食べ方は皮ごと食べる方法なのですが、皮は消化が悪いし、農薬も付いているので無農薬のリンゴ以外はおすすめできません。

なので胃腸が弱っているときにはすりおろして食べましょう。大根おろし器ですりおろせばOKです。

白桃

桃には食物繊維が豊富に含まれており、さらに整腸作用があるペクチンも含んでいます。皮膚や粘膜を正常に保つ働きもあります。生の桃でも、桃缶の白桃でも同じ効果が期待できます。

消化に良い野菜は?

続いては果物の次に消化が早い野菜編の紹介です。野菜は生で食べるよりも温かくして食べた方が胃腸に優しく消化によいです。おすすめ調理法は「茹でる」「煮る」です。

かぼちゃ

かぼちゃには食物繊維やビタミンCが多く含まれており、胃腸の細胞粘膜を保護する効果があるので胃潰瘍の際によくかぼちゃのスープが飲まれます。

食べる際は煮物にして柔らかくするか、ポタージュスープを飲むのがいいでしょう。

かぶ

かぶには消化を助けてくれるジアスターゼが豊富に含まれていて胃もたれや胸やけに効果が期待できます。胃腸が弱っているときには効果的な野菜です。

昔から胃が気持ち悪い時には食べられていた食材で、平安時代には薬用に使われていたこともあります。江戸時代の本には「消化を助け、気持つを落ち着ける」と効能が書かれています。

きゃべつ

キャベツにはビタミンUという胃粘膜を整えてくれる成分が含まれています。ビタミンUはテレビや雑誌などではキャベジンと呼ばれています。胸やけ・胃潰瘍・二日酔いに効果があると言われていて、キャベジンは胃薬にも使われていますね。

とんかつを注文するとキャベツがどっさりついてくるのは、とんかつによる脂っこさ、胸やけを防ぐ効果があるからです。

大根

大根にもアミラーゼやジアスターゼなどの消化酵素が多く含まれていますので、胃もたれ、胃酸過多に効果があります。

千切りにしてサラダで食べるのも良いですし、大根おろしにしてもいいですね。

じゃがいも

じゃがいもはビタミンCを多く含んでおり、消化不良を直すといわれています。特に胃潰瘍や十二指腸潰瘍に効果が期待できます。また、じゃがいものでんぷんに含まれるペクチンが胃腸を刺激物から守ってくれます。

長いも(山芋)

長いもには消化酵素であるアミラーゼが含まれているので、食べ物の消化を助けます。そして特徴的なあのネバネバの元であるムチンと呼ばれる成分が、消化促進作用があります。また、滋養強壮力が強いため「食べる薬」と呼ばれることも。

中国では万能薬として重宝されています。

消化が早い炭水化物は?

続いては消化の早い炭水化物です。胃腸が少し回復してきて、もうちょっと食べられそうな状態になったら食べていきましょう。

おかゆ

お米を柔らかく煮込むことによって、消化しやすくなるので胃にとって負担が少なく、優しい食べ物になります。短時間で胃腸を過ぎていくため腸を休めることができ、再び腸が元気を取り戻してくれます。

煮込みうどん

うどんには食物繊維が豊富に含まれており、消化に良い食材です。柔らかく煮込むことでさらに胃腸への負担を減らします。

葛湯(くずゆ)

葛湯の原料である葛には、胃腸に負担をかけず、血液中の老廃物を排出する作用があります。飲むことで血行が促進され、内臓の機能が上昇します。血行が良くなることで、食後には体が温かくなります。

まとめ

気持ちが悪く、吐き気がする時に栄養価があって、胃腸に負担をかけない食べ物を紹介させていただきました。果物は栄養価が高く、消化が早いのでおすすめです。次に野菜ですね。調子が良くなってきたら、炭水化物もおかゆやうどんから食べていきましょう。

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