認知症の症状の種類。病院へ行かせる方法は?悪化を予防するには?
認知症は気が付かないうちに徐々に始まっていきます。
「ん?なんかおかしい・・・これってもしかして?」
と気づいたら、放っておかずにお医者さんに相談しましょう。
どのような症状が認知症なのか、病院へ行きたがらない場合、
行かせる方法、悪化の予防法についてわかりやすく説明していきます。
認知症の症状と種類は?
具体的に、次のような症状がいくつも出て来た場合は、
認知症の可能性があります。
かかりつけのお医者さんなどに相談するようにしてください。
- 何回も同じことを聞いてくる。「今日は何曜日だっけ?」「何歳になったの?」
- ご飯を食べたことを忘れる。「まだ食べてないぞ!」と怒る
- 買い物に行って、家にある物と同じものを買ってきてしまう
- 財布や通帳、保険証をどこにしまいこんだか忘れてしまい、いつも探してる
- 今までできていたことが出来なくなる。ATMが使えない、ネクタイが結べない
- 薬を飲んだかどうか忘れてしまう
- 車の運転が出来なくなる
- 外出しても一人で目的地に辿りつけない
認知症では、早い段階から「物忘れ」「感覚の低下」が起こります。
本人が自分で気づくことはほとんどなく、一緒に住んでいる
家族が異常に気づく場合が多いです。
認知症になったら病院へ行かせる方法は?
認知症が症状が現れた場合、病院へ行くのは早いにこしたことはありません。
最近では認知症は薬物治療が可能になってきています。
ですが、認知症になってしまった人は、それを認めたがらない傾向にあります。
いわゆる「病識の欠如」と言われているものです。
そのため「病院に行こう」と誘っても、行きたがりません。
「自分は認知症じゃないから、病院には行かない!」と言うのです。
この症状は認知症が進めば進むほど強くなっていきます。
だからといって、そのまま放置しておいても症状は良くなりません。
上手いこと言って病院に連れて行ってあげてください。
例えば、
- 「健康診断だよ」と行って病院に連れて行く
- 現在通院中の病気(高血圧、頭痛、関節痛)に関連付けて受診させる
- かかりつけのお医者さんから紹介してもらう
などがあります。
これらの方法を使う場合は、病院側と事前に相談しておくようにしましょう。
病院には「医療相談室」がありますので、そこで相談にのってくれます。
また、市によっては「訪問治療」を行っている地域もあります。
病院に行くのが困難な場合は、家にお医者さんが来てくれます。
自分が住んでいる地域の医師会のホームページを見ると、
訪問治療をしてくれる先生が掲載されています(地域によります)
認知症の悪化を予防するには?
認知症になったとしても、悪化していくのを防ぐことは出来ます。
完全に防ぎきることは出来ませんが、予防をすることで認知症で起きる
危険性を約30%は減らすことができます。
高血圧・糖尿病の治療
高血圧や糖尿病があるのに、治療を行っていない人は、
認知症になるリスクは2倍と言われています。
病院に行き、しっかりと治療をしてください。
たばこもやめたほうがいいですよ。
運動不足の解消
湯酸素運動を心がけましょう。ウォーキングや体操が効果的です。
一日に40分程度を、週に5日ほど行ってください。
これで、認知症の人は認知機能がある程度回復します。
認知症予防食を食べる
最近出て来た言葉なので、聞いたことがあると思います。
具体的には「野菜」「魚介」「大豆」「乳製品」ですね。
食べ過ぎはよくありません。
睡眠
十分に眠ることは大事です。
眠らないと、脳内にアミロイドβという認知症を引き起こす
物質が発生すると言われています。
まとめ
あれ?もしかして認知症かな?と思ったら、病院に連れて行きましょう。
嫌がる場合は「認知症」という言葉を出さずに「健康診断だから」
と言ってうまく連れだしてあげてください。
早い治療は、それだけ回復が早まります。
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