胃が気持ち悪いしゲップと吐き気がする原因は?対処法も紹介
なんだか胃が気持ち悪いしゲップが出る・・・
吐き気もするし・・・
何が原因なのか気になりますよね。
「昨日食べたものが悪かったんだろうか?」
「もしかしたら何か悪い病気になったのかな?」
なんて不安になってしまうこともあるでしょう。
この記事では、[su_note note_color=”#c4ebef”]
- 胃が気持ち悪いしゲップと吐き気がする原因は何?
- 胃が気持ち悪い時のゲップと吐き気の対処法[/su_note]
について解説していきます。
胃が気持ち悪いしゲップと吐き気がする原因は?
胃が気持ち悪くなってゲップと吐き気がするのはいくつかの原因が考えられます。内臓系の疾患が原因となっている場合が多いです。
十二指腸炎
胃の下の部分にある十二指腸が炎症を起こすことによってゲップが出る場合があります。他の症状としては「吐き気」「胃のけいれん」「背中の痛み」があります。
十二指腸炎になってしまう最大の原因はピロリ菌です。ピロリ菌は家族内感染、施設内感染などで移ります。
食べ過ぎ飲みすぎや、体の免疫が弱っている時や、タバコの吸いすぎ、お酒の飲みすぎによっても十二指腸炎は起こります。
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十二指腸炎の対処法
病院に行き、血液検査や便の検査、内視鏡検査を行います。薬として抗生物質を投与されることが多いですが、治療をしなくても自然治癒していくこともあります。悪化すると十二指腸潰瘍になり、手術が必要になることもあります。
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胆石(たんせき)
胆石ができると胃もたれが起こり、気持ち悪くなります。食べた物を吐いてしまうことが頻繁に起きるようになってきます。さらに、ゲップがたくさん出るようになり、人によっては尋常じゃないくらいゲップが続いたり、大量のおならが出る場合があります。
他の症状としては「背中の違和感」「おなかの不快感」「発熱」があります。
胆石は起こりやすい病気で
- 脂っこいものを好んで食べる人
- 太っている人
- 糖尿病の人
に発生しやすく、日本人の10人に1人はかかると言われています。
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胆石の対処法
まずは病院に行き、エコー検査を行い胆石の有無を調べます。胆石の治療方法は「薬で溶かす」「手術で取り除く」があります。胆石が悪性である場合は、早急に取り除く必要があります。
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逆流性食道炎
食べた後に気持ち悪くなり、ゲップが出る症状が頻繁に続く場合は逆流性食道炎の可能性があります。胃液が食道に逆流してきてしまい、強力な胃酸によって食道がただれてしまうのが逆流性食道炎です。
逆流性食道炎が起きるのは胃から食べ物が逆流してくるのを防ぐ下部食道括約筋が衰えてくるのが原因です。太っている人や、姿勢が悪い人、食べ過ぎてしまう人に起こりやすいです。
他の症状としては「酸っぱいものが胃から上がってくる」「胸やけがする」「前かがみになったり横になった時胃酸が逆流する」などがあります。
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逆流性食道炎の対処法
食生活を改善していくことで自分である程度症状を軽減することができます。食べすぎ、飲みすぎを少なくし、食事の際にはたくさん噛んでゆっくり食べるようにしましょう。また、脂っこいものや熱いもの、刺激の強いものは避けるようにします。
逆流性食道炎に即効性があるのがイツラックという漢方薬です。
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胃潰瘍
胃潰瘍になると、胃の痛みとゲップが起こります。胃の食べ物を消化する能力が潰瘍によって落ち込み、ガスが溜まりやすくなるからです。胃が内側から膨らんだような、圧迫されているような感じがあります。また、吐き気、めまい、吐血と言った症状もあり、放っておくと悪化していき胃の穴が開いてしまうこともあります。
ピロリ菌や非ステロイド系抗炎症薬の影響で起こります。
他の症状として「みぞおち周辺の痛み」「胃もたれ」「食欲不振」「吐血」があります。
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胃潰瘍の対処法
胃潰瘍なのかどうかは病院でバリウム検査と内視鏡検査をすることでわかります。治療は投薬や手術による止血や切除を行います。
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萎縮性胃炎(いしゅくせいいえん)
萎縮性胃炎は胃が委縮して、胃の粘膜が薄くなっていき、消化機能が落ちていく症状です。粘膜が薄くなっていくと血管が透けて見えるようになります。結果、食べた物を十分に分解することができないので気持ち悪くなったり、ゲップが出てきます。
そのまま放っておくと胃がんになってしまう危険性もある症状です
そのほかの症状としては「胃もたれ」「食欲不振」「胸やけ」があります。
ピロリ菌の感染により引き起こされると考えられています。
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萎縮性胃炎の対処法
ピロリ菌が原因の場合は除去をしていきます。病院に行き、薬を処方してもらいましょう。
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呑気症(どんきしょう)
あまり聞き慣れない言葉ですが、呑気症とはたくさんの空気を飲み込んでしまい、胃、腸に空気が溜まりゲップが出る症状です。食事をしていない時でも、無意識に空気を飲み込んでしまいます。
その原因としては早食いやストレス、しゃべり方などがあります。
そのほかの症状としては「おなかが張る」「おならがたくさん出る」「気持ち悪くなる」があります。
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呑気症の対処法
呑気症の場合、効果的な薬というものはありません。一番の対処法は食生活を改善していくことです。できるだけ空気を胃に入れないように食事をすることが重要なポイントです。
- ゆっくり噛んで食べる
- ラーメンやスープを飲むときは大きくすすらない
この2つを意識するだけでも空気を飲み込む量はかなり減るはずです。
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腸閉塞(イレウス)
腸閉塞とは腸の動きが鈍くなる病気です。鈍くなることで消化された食べ物から発生したガスが腸の中にたまってくるため、吐き気やゲップを引き起こします。イレウスにはお腹の手術をしたことがある人がなりやすいですが、腸の動きが弱い人が便秘やヘルニアによって引き起こされることもあります。
大便が月に2,3回しか出ないという人は要注意です。
他の症状としては「腹部の強い痛み」「腹部の膨張」「便の匂いがする嘔吐」があります。
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腸閉塞の対処法
腸閉塞は自然治癒は非常に難しいので、早めに病院に行き治療を受けましょう。場合によっては手術を行うこともあります。
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過敏性大腸
悪玉菌がお腹の中で繁殖して、ガスが発生することにより吐き気やゲップが発生します。過敏性大腸はちょっと変わった症状で、病院の検査によって特に異常がないのに吐き気、ゲップが出る場合に命名されます(はっきりとした原因がわかっていません)
自律神経失調症の一つで、過度なストレスが原因になることもあります。
他には「便秘」「下痢」などが起こります。
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過敏性大腸の対処法
治療方法は主に食生活の改善と投薬になります。寝不足や疲労の蓄積、ストレスをなくしていくことです。
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胃がもともと弱いということも
人によって胃腸の強さは異なります。どんなにたくさん食べても胃もたれをおこさなかったり(大食いの人とかはそうですね)、ちょっと食べただけで気持ち悪くなってしまう人もいます。
胃腸の強さは遺伝的な物もありますし、食生活の結果で弱くなってしまうこともあります。
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胃が弱い時の対処法
できるだけ胃を冷やさないことです。寒い時は腹巻やカイロを貼るとよいでしょう。また、暴飲暴食を避け、食事の際はよく噛んでゆっくりと食べることです。
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胃が気持ち悪いしゲップと吐き気がする時の対処法は?
様々な原因と対処法を紹介してきましたが、ほとんどの症状に関して共通して言えるのが「胃への負担を少なくする」ということです。
具体的には、
- ストレスを軽減する
- 暴飲暴食を避ける
- 食事の際はたくさん噛んでゆっくり食べる
上記のことを守っていれば胃は少しずつ健全な状態に回復していきます。
特にストレスは胃に与えるダメージが非常に大きいため、一番に対処したい部分ですね。自分なりのストレス発散、つまり好きで打ち込めるものを見つけておきましょう。
登山やスポーツでもいいし、絵画や陶芸のような芸術関係でもかまいません。嫌なことを忘れて打ち込めるものがあると、ストレスは徐々に減っていきます。
胃の状態が心配な場合は、近くの病院に行って検査をしてもらいましょう。バリウム検査や胃カメラを飲めば胃の状態がわかりますので、正しい対処ができます。
最後に
胃が気持ち悪く、ゲップや吐き気がするのはさまざまな症状が原因となっています。自分で「もしかして胃潰瘍かな?」と思っていても、検査してみたら実は違った、ということも考えられますので、ある程度自分で考えた後は病院で検査をしてもらうことをお勧めします。お大事に。
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