引っ越しの手続きで住民票の移動は必要?どこでする?移さないことも可能?
引っ越しをする際の「住民票の移動」
今住んでいるところから、新しい住所へ引っ越すにあたり、
住民票の移動は必要なのでしょうか?手続きはどこにいけばいいの?
また、住民票を移さないことも可能なの?ということを解説していきます。
引っ越しの手続きで住民票の移動は必要なの?
引っ越しをするときの手続きに関わってくる「住民票」
普段は現物を目にすることがほとんどないものなので、
実際にどのようなものなのか、何に使うのか知らないことが多いと思います。
引っ越しの際に移動が必要なのかどうは、
その役割を知ることから解説していきます。
さて、そもそも住民票とは何なのか?というと、
[su_box title=”住民票とは?” style=”soft” box_color=”#026ec1″]各市町村ごとにまとめられていて、現住所の証明、選挙人の登録、人口の調査に利用されています。記載されている内容は、氏名、生年月日、性別、世帯主、戸籍、マイナンバー、国民健康保険、国民年金などの情報等。[/su_box]
つまり、あなたの個人情報が記されている紙の事になるわけです。
この住民票は基本的には現在住んでいる住所が記載されています。
例えば、選挙の時に送られてくる投票用紙は、
この住民票に記載されている住所を参考にして届けられます。
また、マイナンバーも住民票のデータを基本にして作られますので、
住民票には正しい情報が記載されていることが求められています。
ですので、国としては住民票には、現在あなたが住んでいる住所が
記載されていないとなにかと仕事に支障が出て困るのです。
だって、大事な書類を送ったのに、そこに住んでいなかったら
二度手間になってしまい、税金の無駄遣いになってしまいますからね。
でも、住民票を変えなくてもよい場合もあるんです。
その辺は詳しくは後半で説明しますね。
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住民票を移動させないと罰金になる?
実は、引っ越したら住民票を移動する、
というのは法律で決まっています。
[su_box title=”住民基本台帳法 第4章第22条” style=”soft” box_color=”#026ec1″]転入をした者は、転入をした日から14日以内に、次に掲げる事項を市町村長に届け出なければならない。
一 氏名
二 住所
三 転入をした年月日
四 従前の住所
五 世帯主についてはその旨、世帯主でない者については世帯主の氏名及び世帯主との続柄
六 転入前の住民票コード(転入をした者につき直近に住民票の記載をした市町村長が、当該住民票に直近に記載した住民票コードをいう。)
七 国外から転入をした者その他政令で定める者については、前各号に掲げる事項のほか政令で定める事項[/su_box]
法律によると、
「引っ越しをした日から14日以内に住民票を移動させること」
と決まっています。
法律を破ったらどうなるかというと、罰則が科せられますよね?
では住民票の移動を怠ってしまった場合の
罰則はどうなっているのかというと、
「最大で5万円の罰金」が科せられる恐れがあります。
とはいっても、引っ越して14日経っても住民票の移動をしなかったら、
すぐに罰金とはなりませんのでご安心ください。
一般的には数か月の間なら罰金を取られることはないでしょう。
住民票の移動はどこでできる?
では、住民票の変更はどこで行うのかというと、
それは「区役所」または「市町村役場」です。
お住いの近くの区役所で住民票の移動が可能です。
まず、今住んでいる市町村の区役所に行きましょう。
そこで「転出届」を提出してください。
すると「転出証明書」を発行してもらいますので、それを持って
次に住む市町村の区役所に行き、「転入届」と一緒に提出してください。
これで完了です。
この時に必要なものは、
- 印鑑
- 本人と確認できるもの(免許証、健康保険証)
- お金(住民票を発行してもらう場合)
です。
顔写真が載っていない場合、複数の身分証明の
提示を要求される場合があります。
住民票の移動はネットでもできる
忙しくてなかなか区役所に行けない場合は、
ネット上から住民票を移動することもできます。
まず、自分が住んでいる区役所、または市町村役場の
ホームページに行き「転出用の届け出用紙」をプリントアウトします。
書類に必要事項を記入して、
- 返信用封筒(切手を貼り、宛先を記入したもの)
- 本人確認書類(免許証、保険証などのコピー)
を同封して送ってください。
転出証明書が後日送られてきます。
引っ越しで住民票を移さないことも可能?
さきほど「住民票を変えなくてもよい場合がある」という話をしました。
それには条件があり、
それは「生活の本拠が変わらない場合」と決められています。
生活の本拠が変わらない、という例は
- 一人暮らしをしている学生
- 一年以下の単身赴任
- 月末や、夏休みなどに実家に帰り、生活の拠点が実家にある
などがあります。
自分がこの条件に当てはまっている場合は、
住民票を移動する必要はありません。
まとめ
引っ越しの際の住民票の移動手続きに関しての説明でした。
自分の環境に応じて、住民票を移動させるのか、
そのままにするのか決めてみてくださいね。
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