旅館にチップは必要なの?相場と渡し方もチェックしよう!

101844

温泉旅館は気持ちがいいですよね~。
あったかい温泉に入ってリラックス♪

おいしい地元の料理に舌鼓を打ちながら日常の喧騒から
解放されます。「はぁ~~~~♪」まさに天国ですね。

ところで、旅館に泊まると仲居さんが何かとお世話をしてくれます。
お部屋の案内、布団を敷いてくれたり、料理を準備してくれたり。

この時、お世話になった仲居さんにチップは必要なのでしょうか?
相場とかあるのでしょうか?その辺を詳しく紹介していきます。

スポンサーリンク

旅館にチップは必要なの?

子供のころ、年末に家族で温泉旅館に泊まりに行きました。
それほど高級な旅館ではなく、庶民的な旅館。

夜になって仲居さんが料理を部屋に運んできてくれました。
次から次に運ばれてくる料理を見て「おいしそうだな~」って
見つめていると、父と母がヒソヒソと話しているのに気づきました。

聞き耳を立ててみると、どうやらチップをあげるかどうか
迷っているみたいなんですね。

父はあげた方がいいといい、母はあげなくてもいいと言ってる。
この話がなかなか決着がつかず、次第に話し声が大きくなっていき、
その場の雰囲気が気まずくなっていったのを子供心に覚えています。

最終的にはチップをあげることになり、父は
ティッシュに千円札を数枚包んで渡していました。
その時の仲居さんのリアクションがあまり無かったのが印象的でした^^;

さて、こんなちょっぴろほろ苦い経験から旅館でチップが必要なのかどうか
を様々なデータからリサーチしてみましたので紹介していきますね。

チップは払う必要が無い?

最近の傾向としては、チップを払わない人の方が多いようです。
というのも旅館は宿泊する際、すでにサービス料を取っている事が多いんです。

チップとはサービスに対して支払うものなので、すでにサービス料が
含まれているということは別途チップは必要ないという考え方です。

旅館によってはチップを禁止しているところもあり
(なかにはもらったのが見つかると処分されることも)、
一般的には支払う必要はないようです。

また、旅館の格によって支払うかどうかを決める、という意見もあります。
例えば、一泊数千円程度の安い旅館に泊まる場合、求めているのは安さで
あって、サービスではないはずです(もちろんサービスが良い方がいいですが)

安さを求めているのにチップを支払うと、安く泊まっている意味が
無いんじゃないか?という考え方ですね。

確かにわかります。
安い旅館でいいやって思って探しているのに、
チップを払うと「???」よくわかんなくなってしまいますね。

どんな時にチップを支払う?

逆に一泊3万~5万円程度の高級旅館に泊まる場合は
チップを払うべき、という考え方もあります。

ハイクラスの旅館というのは、仲居さんや女将の
お客様に対するおもてなし、心配りがすごいんです。

自分たちが気が付かないようなところにまで気を配り、できるだけ
快適に過ごせるように様々なサービスを提供してくれます。

中には、「これってお金かかってるんじゃないの?」
なんていうサービスまでしてくれます。

例えば、こんな話がありました。

Aさんはとある有名旅館に泊まりにいきました。翌日、チェックアウトをしたら帰宅途中で眼鏡を忘れたことに気が付いたので、とりあえず旅館に電話して聞いてみました。仲居さんは部屋を探してくれて、無事に見つかりました。そしたら仲居さんは、このメガネが無いとAさんは困るだろうと考えて、「これから持っていきます」と言ってわざわざ電車に乗って届けてくれました。

こんなサービスを受けたら、嬉しいですよね。
「ここまで自分のことを考えてくれているなんて!」って感動しちゃうはずです。
その嬉しさのお返しにチップをあげる、ということがあります。

また、ホテルのサービスには無い特別な要件をお願いするときも必要です。
例えば、赤ちゃんにミルク用の白湯が必要だとか、料理で特別なものを
注文するとかちょっと無理を聞いてもらう場合もあげた方がいいでしょう。

仲居さんはチップによってサービスの質が変わる?

あるテレビ番組で仲居さんに
「チップを貰うのと貰わないのとではサービスが違うか?」と聞いてみました。

すると仲居さんは
「直接自分にもらったものだから、サービスを余計にしたくなるし、
料理やデザートとか大き目の物を選んだりします」と答えていました。

また、実際にチップをあげたことで、帰り際に
仲居さんがお土産をくれたという話もあります。

つまり、チップをあげると明らかに接客態度が
良くなる仲居さんがいるということです(゚Д゚;)

これを逆手に取って考えると、快適に過ごしたい場合は先に
チップをあげてしまう、というのも一つの方法かもしれません。

例えば、大事な人をおもてなしする場合。
できるだけお客様に喜んでほしいので、旅館には
失礼の無いよう、最高のサービスを提供して欲しい。
こういう時にチップを事前に渡すとサービスが良くなることも考えられます。

つまり、チップをあげるのは

  • 何か特別なことをしてもらった場合
  • 仲居さんのサービスがとても良くって嬉しかった場合
  • 快適に過ごしたいと思っている場合

と考えていいでしょう。

スポンサーリンク

仲居さん全員にチップをあげる必要があるの?

例えば、最初に部屋に案内してくれた仲居さんがいます。
その人にチップをあげました。

それから、夕食時に別の仲居さんもやってきて、サービスをしてくれました。
この場合、二人の仲居さんにチップを支払う必要があるのでしょうか?

旅館にもよりますが、チップは
仲居さんの人数で割って分配しているところが多いようです。

一人に支払ったチップを仲居みんなで分け合っている、というわけです。
ですので、一人の仲居さんに支払えば他の仲居さんに
支払う必要はないと考えてよいでしょう。

旅館で渡すチップの相場は?

それではチップはいくらくらい渡すのが相場なのでしょうか?
平均的には1,000円~3,000円というのが相場のようです。

これは宿泊する人数にはあまり関係ありません。
一人でも家族でもこの程度の金額で十分でしょう。

高級旅館の場合、チップは支払いとして普通に計上される場合があります。
チェックアウトする際に、領収書に
「心づけ 2,000円」と記入されることもあります。
なんだか微妙な気分になりますね^^;

旅館のチップの渡し方は?

それではチップはいつ渡すのが一番いいのか?
と言う点について説明します。これは二通りの考え方があります。

  • 最初に渡す
  • 途中で渡す

最初に渡すというのは、チェックインして部屋に案内された際に
「これからお世話になります」という気持ちを込めて渡す方法です。

これは正確にはチップではなく「心づけ」と言われていますが、
意味合いは同じです。

もう一つは夕食時や、サービスが良かった時に後から渡す方法です。

渡すときはハンカチかティッシュに包んで仲居さんに直接渡しましょう。
マナー的に言えば、懐紙(かいし)に包んで渡すのが一番いいですね。
普段からバッグに用意しておくといいかもしれません。

その時に言うセリフは

「お世話になります。皆さんでお茶菓子でも食べてください」
「お世話になります。少しですがどうぞ」
「心ばかりのお礼ですが」
「ほんの気持ちです」

などがいいでしょう。

海外ではテーブルの上に置いたり、枕元に置くという習慣ですが、
日本では直接渡す方がスマートでわかりやすいので好まれます。

まとめ

基本的に日本の旅館ではチップは不要と考えられています。
ですが、特別なサービスを受けたり、仲居さんの感じがとても良くって
嬉しかったときとか、良いサービスを希望する場合はあげる場合があります。

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ