ひな人形は買い替えていいの?供養や処分の仕方を解説
昔から家にあるひな人形。
だいぶ古くなっているので、汚れも目立つようになってきた。
それに、大きいので飾る際に場所を取っちゃう。
新しいものに買い替えたいと思っていませんか?
でもひな人形って買い替えづらいものなんですよね。買い替えることに罪悪感と言うか、後ろめたさを感じてしまうからです。
この記事では、[su_note]
- ひな人形は買い替えていいのか?
- ひな人形の供養の仕方
- ひな人形の処分の方法[/su_note]
について解説していきます。
ひな人形は買い替えていいの?
ひな人形は一度購入したらなかなか買い替えないものです。お母さんから、またはおばあちゃんから譲り受けてきた、という人も多いですよね。では新しいお雛様に買い替えたらダメなのでしょうか?まず、このことを人形屋さんに聞いてみました。すると、
「できれば修理をしても同じものを使用してください」
とのことでした。
なぜかというと、ひな人形とは女の子の身代わりとなって災厄から守ってくれるものなので本来は女の子一人につき、一体と決まっているからだそうです。一生のお守りとも言えるわけですね。
途中で買い替えるというのはそのお守りを手放してしまうということになり、縁起が悪い、ということなのです。女の子が生まれたら、その都度ひな人形を買うのが本来のひな人形の趣旨と合っていると言えますね。
つまり、買い替えはできるだけしないで修理をしてでも使う、というのがベストになります。
ただ、買い替えてもよい場合があります。それは人から譲り受けた場合です。女の子一人につき一体と決まっているので、譲り受けた時点で厄除けとしての効果はあまり期待できなくなっています。自分が使い終わったので、娘や他人にあげようと考える方が多いのですが、実はあまりよろしくありません。
実際に人形屋さんは「ひな人形は人に譲ることはできません」と言っています。譲ったとしても、その女の子の厄を引き受けることができないそうです。
なので、もし今使用しているひな人形が譲り受けたものであるならば、供養するか処分をして、新しいひな人形を買うのがよいといえますね。
まとめると、[su_note]
- ひな人形は女の子一人につき一つ
- ひな人形は譲ることができない
- ひな人形は買い替えず、修理して使う[/su_note]
ということになります。
最近では場所を取らずに飾ることのできる、下記のような小型のひな人形が人気です↓
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ひな人形の供養の仕方を解説
それではひな人形の供養の方法を説明します。供養をしてくれる場所は
- お寺
- 神社
- 斎場
があります。
持っていくと魂抜きやお炊きあげといった形で供養をしてくれます。
「住んでいる地域の住所+人形供養」でネット検索してみてください。供養できる場所の一覧が出てきます。
人形供養ををする場合、基本的には有料になります。玉串料(たまぐしりょう)とう供養料がかかります。玉串料はひな人形の大きさやお寺によって異なり、相場は500円~10,000円となっています。郵送で受け付けてくれる神社もあります。
供養をいつでも受け付けている神社もあれば、年に一回だけ供養祭を行う神社もありますので確認してから行くようにしてください。
人形の供養をしているところで非常に有名なのが和歌山県にある「淡島神社」です。テレビでも良く取り上げられる神社で、境内は無数の供養された人形がびっしり並んでいます。その数は2万体にも及びます。
ですので、ひな人形を供養に出してもお友達がたくさんいるから寂しくないかもしれません。ただ、こちらの淡島神社は郵送での供養は受け付けていないので、直接持っていく必要があります。
また、日本人形協会は年に一回「人形感謝祭」を開催しており、そこで人形の供養を行っています。申し込むと、人形郵送用のキットが送られてきますので、指示通りに記入し、梱包して配送業者に持って行ってもらいましょう。
ひな人形の処分の仕方を解説
供養以外の方法でひな人形を処分する場合、以下の方法があります。
- 新しく購入したお店で、古いひな人形を引き取ってもらう
- ひな人形買取サービスで買い取ってもらう
- 自治体に寄付する
- オークションで販売する
それぞれ説明してきます。
1・新しく購入したお店で古いひな人形を引き取ってもらう
新しく購入するお店で今まで使用していたひな人形を引き取ってもらえる場合がありますので、購入する際に店員さんに聞いてみましょう。
2・ひな人形買取サービスで買い取ってもらう
あなたにとって使わなくなったひな人形でも、その価値はあります。購入したい、と言う人のために買取サービスを行っている業者もあります。こちらです↓
3・寄付する
ひな人形を必要としている子供たちは世の中にたくさんいます。ワールドギフトと言う団体は、そんな子供たちにひな人形をはじめとする人形を寄付しています。しかも国内ではなく、海外の子供たちにです。発展途上国の子供たちにひな人形を送ってあげてみてはどうでしょうか?こちらのサイトからどうぞ↓
4・オークションで販売する
ネットオークションでひな人形は取引されています。試しにヤフーオークションを見てみましょう。たくさんのお雛様が出品されています。このように、不要になったひな人形はオークションで販売することも可能です。
最後に
ひな人形の買い替え、供養、処分の仕方についてまとめてみました。いかがだったでしょうか?基本的には女の子一人に対してひな人形は一つ、と言う考え方ですので、壊れたり汚れたりした場合は修理をして使っていくのがベストです。新しく生まれた女の子には親から譲るのではなく、新しく購入するのがよいでしょう。また、使わなくなったひな人形は神社などで供養できますし、寄付したり販売することもできます。
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