紫外線を防ぐマスクは普通の物でいい?効果があるのは白か黒か?
最近はマスクで紫外線対策をしている人も増えてきました。
マスクはどの家庭にもあるものですが、普段使っているマスクでも紫外線に効果があるのか気になりますよね。
もし効果があるのならそのまま使いますが、なければ新たに買う必要がありますし・・・
この記事では
・紫外線を防ぐマスクで効果があるのは?
ということについて解説していきます。
紫外線を防ぐマスクは普通のでもいいの?
一般的な白いマスクは紫外線を防ぐことができるのでしょうか?ということで、まずは普通のマスクの成分をチェックしてみます。我が家の薬箱に入っている市販のマスクの袋の裏面にはこう書いてあります。
対象:風邪、花粉、PM2.5
素材:ポリオレフィン
ポリオレフィンはあまり聞いたことが無い素材です。ポリオレフィンが紫外線カットに効果があるかどうかがカギを握っている気がしますよね。
[su_box title=”ポリオレフィンとは?” box_color=”#04059c” title_color=”#eeeaea”]
ポリオレフィンとは簡単に言うとプラスティック類のことです。ポリ・・・という名前の付くものをひっくるめてポリオレフィンと言います。身の回りのものでいえば、ペットボトルとか、お弁当箱などプラスティックでできているものが大きな括りでいえばポリオレフィンです。[/su_box]
ポリオレフィン自身には紫外線カット効果は残念ながらありません。
紫外線カット、UVカットをできる成分は限れらています。具体的な成分名は以下のようになっています。
販売されているUVカット商品、紫外線対策商品には上記の成分のうちどれかが入っています。逆に言うと、これらの成分が入っていないものはUVカットとしての機能は低いと考えられます。
先ほど紹介した普通のマスクには上記の成分は含まれていませんでした。他のメーカーのものも、普通のマスクであればUVカット成分は含まれていないはずです。
結論
普通のマスクでは紫外線対策効果はほぼない
紫外線を防ぐマスクで効果があるのは?
それでは紫外線を防ぐマスクで効果があるのはどれ?というと「UVカット」としっかりと記載されているものです。
例えばこちら
こちらのマスクには「UVカット90%」と明記してありますね。このようにしっかりと紫外線対策効果をうたっているものを選ぶようにしましょう。
できれば、成分もチェックしてみることをお勧めします。紫外線をカットする成分がしっかりと含まれているのかどうか?が大事です。
いろいろとマスクを調べた中では、こちらのマスクが一番わかりやすく書いてありました。使われているのは「光触媒繊維サンダイヤ」という繊維です。サンダイヤというのは太陽の光を浴びて反応する繊維の事です。
そして、重要なのがサンダイヤに使われている成分。実はサンダイヤには酸化チタンが練りこまれているのです。酸化チタンは前章で説明したように、紫外線をカットする能力があります。
さらにすごいのは、サンダイヤは半永久的に使えるんですね。
また、アンモニア、酢酸の臭いを消す消臭機能も持っています。
白と黒、どちらのマスクが紫外線を防ぐ?
紫外線カットには色が関係しています。様々な色がありますが中でも黒色が最も紫外線を通しにくい色です。
正確に言うと、黒色は紫外線を吸収しやすい色なんです。日傘もほとんどが黒色でできているのもそのためです。
普通のマスクは基本的に白色ですよね。白色は光を反射する特性があるので、暑くはならないのですが、紫外線を通しやすい性質です。
白色と黒色の紫外線透過率はこうなっています。
色 | 紫外線透過率 |
白 | 19.4% |
黒 | 1.7% |
圧倒的に黒色の方が紫外線を通さないことがわかります。
つまり、黒いマスクの方が白より紫外線をシャットアウトします。
なのでUVカット性能を施していない普通の白いマスクは、紫外線を通しやすいと言えます。あまりないとは思いますが、普段使いのマスクが黒色、もしくは濃い色の生地の場合は白のマスクより紫外線をカットする効果はあるでしょう。
まとめ
普通のマスクでは紫外線はカットしきれないことがわかりました。日焼けを防止するためには「UVカット」と明記してあるマスクを選ぶとよいでしょう。
その中でもサンダイヤを使用しているマスクは機能が高く、おすすめです。
タグ:日焼け