機と器の違いはコレ!意味や使い分けの方法を解説します。
「機械」「器械」
あれ?どっちの「き」が正しいんだろう?どっちでも良さそうな気もするけど、ちゃんと違いがあって使い分けしているのだろうか?
日常生活でふとした疑問が沸き起こることがありますよね。
実は「機」と「器」にはちゃんとした意味の使い分けがあるんですよ。
この記事では違いや意味、使い分けについてわかりやすく解説していきます。
機と器の違いはコレ!意味や使い分けの方法を解説します。
まず意味から説明していきましょう。
「機」という字を見て何を連想しますか?機械的なものを考えますよね。
なんかこう、エンジンやモーターがあってグルグル回ったり動きそうなイメージがありませんか?
はい、実はその通りなんです。
「機」の意味は
[su_note note_color=”#e8e1e8″]自分で動くことができて、仕事をすることができる物のこと[/su_note]
例えば「洗濯機」もそうですよね。電源を入れたら、自分で動いて洗濯という仕事をこなすことができます。
辞書を見ると、このようにも書いてあります。
自分の意思を失ったかのように、命令通りに動くこと
あぁ、これぞマシーンという気がしますよね。良く映画に出てくる「○○マシーン」とかはまさにこれに当てはまります。
日本語にすると「○○機械」となるわけですね。
さて、それでは「器」を見ていきましょう。
「器」という字を見て何を連想しますか?なんとなくですが、容器を連想しませんか?物を入れることができそうな物。
はい、実はそうなんです。器は
[su_note note_color=”#e8e1e8″]自分で動くことができず、仕事をしないもの[/su_note]
のことを言います。
例えば、食器ですね。料理を入れることができるけれども、自分で動くことはできません。
では、実際にどのようなものに「機」と「器」が使われているのか見てみましょう。
[su_box title=”機が使われている物” box_color=”#e6735b” title_color=”#eeecea”]掃除機・扇風機・洗濯機・複写機・食器洗浄機・布団乾燥機・電話機 [/su_box]
[su_box title=”器が使われている物” box_color=”#e6735b” title_color=”#eeecea”]炊飯器・電磁調理器・充電器 [/su_box]
これを見てみると、電化製品でも様々ですよね。
炊飯器は電源を入れると、自分で動いて仕事をするのですが「器」になっています。考えられるのは元々はお米を入れる「容器」だったから、ということです。
まぁ、実際に使われているものから考察するに、機が付くのは「回転する何か」が付いている場合と考えるとわかりやすいでしょう。
- 掃除機・・・モーターが回転してゴミを吸い取る
- 扇風機・・・プロペラが回転して風を出す
- 洗濯機・・・回転して服の汚れを落とす
- 複写機・・・回転して紙を出し入れする
対して、
- 炊飯器・・・熱でお米を炊くけど回転しない
- 電磁調理器・・・電気で熱を出すけど回転しない
- 充電器・・・電気を流すけど回転しない
となっています。
いろいろと調べてみましたが、同じ商品でも「機」だったり「器」だたったりすることがあります。つまり現在はそれほど厳密に使い分けはされていないと言えます。
最後に
「機」と「器」の違いを解説させていただきました。
- 機は回転する動力が付いていて、自分で仕事をするもの
- 器は回転するものが無く、自分で仕事ができないもの
となります。これでバッチリですね。
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