暑中見舞いは喪中の相手に出して大丈夫?文例やマナーを紹介します

暑中見舞いを出している相手に、今年不幸がありました。

「あれ?こんなときって暑中見舞いを控えた方がいいのかな?」

喪中の相手に対しては「出しちゃ失礼でマナー違反」的な考えが働きますよね。

実際のところはどうなのでしょうか?この記事では、

  • 暑中見舞いは喪中の相手に出しても大丈夫?
  • 暑中見舞いを喪中の相手に出すときの例文
  • 暑中見舞いを喪中の相手に出すときのマナーを紹介

を解説していきます。

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暑中見舞いは喪中の相手に出して大丈夫?

日本では喪中の相手には「華やかなことを避ける」という風潮があります。

相手が喪に服していることを考えてあげての事だと思われます。大事な人をなくしてしまった悲しみは大きく、そのショックから立ち直るのには時間がかかります。

実は私も、先日弟を事故で亡くしました。とてもショックでした。ですが私以上にショックを受けていたのが両親です。特に母親の焦燥ぶりはひどく、毎日泣いて過ごしています。

亡くなった後は初七日から四十九日まで毎週、お坊さんが家に来てくれて励ましくれたり悩みを聞いてくれたり、残された家族をサポートしてくれます。

このサポートによって、少しずつ救われていくのです。我が家の場合ですが、もしこのお坊さんが来てくれなかったら、大げさな話ではなく立ち直れなかったかもしれません。

母親は「毎週、お坊さんが来てくれて本当に助けられたわ」と言っていました。また、姉の兄弟が頻繁に来てくれて話をしてくれたのもすごくありがたかった、とも言っていました。

少しずつ立ち直ってくる母を見て「喪中の人を放っておくのは良くないな」と感じました。いろいろと声をかけてあげたり、お話を聞いてあげることが必要です。

ただでさえ寂しくなっている状況なのに、周囲の人が声をかけるのをやめてしまうとますます落ち込んでしまいます。

前置きが長くなりましたが、以上の事から暑中見舞いを喪中の相手に出すのは問題ありません。

むしろ逆に出してあげた方がよいとさえ、私は思います。

それに暑中見舞いは「お見舞い」なので、お祝いとは違います。お見舞いをしながら近況を伝えるものです。

もし、相手が近くに住んでいるのであれば、顔を出してあげるのがいいでしょう。相手は喜んでくれるはずです。

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暑中見舞いを喪中の相手に出すときの文例

それでは喪中の相手に暑中見舞いを出す際の文例を紹介します。大事な人を亡くした家族は、故人をいつまでも覚えておきたいと思ってますし、相手にも覚えていて欲しいと思っています。

なので、もし故人と生前に付き合いがあった場合にはちょっとしたエピソードを添えてあげるといいでしょう。

例文1

暑中お見舞い申し上げます。

暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

〇〇さんがお亡くなりになり、寂しい日々をお過ごしとお察しいたします。

私も〇〇さんと一緒に食事をした時の思い出を振り返って懐かしんでおります。

心よりご冥福をお祈りいたします。

まだ夏は続きますので、お体にはお気をつけお過ごしください。

例文2

暑中お見舞い申し上げます。

〇〇さんがご逝去なされてご家族の皆様の悲しみ、お察しいたします。

〇〇さんはとても聡明で、明るく一緒にいて楽しい方でした。

謹んでお悔やみ申し上げます。

この暑さでお体の調子を崩されることのないよう、ご自愛ください。

例文3

暑中お見舞い申し上げます。

〇〇さんがお亡くなりになり、ご家族の皆様におかれましては

寂しい日々をお過ごしだとお察しいたします。

ご冥福をお祈り申し上げます。

暑さがまだ続きますので、お体にお気をつけて

お過ごしください。

暑中見舞いを喪中の相手に出すときのマナーを紹介

暑中見舞いを出すときに気を付けなければならないのが、相手先が四十九日を過ぎたかどうか?という点です。

四十九日まではご家族はまだ喪に服しているので、外出することはほとんどなく、家で過ごしています。

四十九日を過ぎて、やっと外に出るようにもなり他人とのお付き合いも再開し始めます。ですので、暑中見舞いを出すなら四十九日後が望ましいですね。

もし、時期的に暑中見舞いを出すのが難しいのであれば「残暑見舞い」にするのがよいでしょう。

まとめ

喪中の相手に暑中見舞いを出すのは問題ありません。むしろ、故人を思い出してくれることで相手先の家族に喜んでもらえることもあります。

ただ、時期は注意が必要です。「四十九日開け」を一つの目安としましょう。

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