お盆に海や川がダメな理由。足を引っ張られる?迷信を紹介
一度は言われたことがあると思います。
「お盆の時期には海や川には行ってはいけない」と。
せっかくの夏休みなので海で泳ぎたいところですが、親やおじいちゃんおばあちゃんは、みな同じことを言います。
その理由はなんなのでしょうか?
この記事では、[su_note note_color=”#e8e1e8″]
- お盆に海や川がダメな理由とは?
- お盆に海に行くと足を引っ張られるって本当?
- お盆の海に関する迷信を紹介[/su_note]
について解説していきます。
お盆に海や川がダメな理由とは?
「お盆に海や川に行ってはいけない」というのは昔からよく聞きます。
なぜダメなのか?というのことを、まずは現実的、科学的な観点から解説しますね。不思議な力が働いて・・・というのは次章で解説します。
お盆の終わりころから土用波という大波が発生するから
お盆である8月13日~16日を過ぎるころから、台風が発生します。
台風によって発生した波は、うねりとなって海岸に近づいてきます。台風の威力により、うねりの大きさは異なりますが、同時に台風が2つ、3つ発生した場合はうねりは加算されてとても大きな波となります。
泳いでいるときに大きな波が来て、岸に戻れなくなってしまい海難事故につながってしまう恐れがあります。
大潮による波の急激な変化がおきる
8月15日前後は、地球と月の位置関係により、大潮になります。
大潮とは、一日の潮の高低差が最大になる日のことで、潮の満ち引きがいつもよりも早くなります。歩いて行けたところが、帰りには波が高くなって帰れなくなってしまった、ということもあります。
その結果、事故につながる危険性が高まります。
海水温の低下による心臓まひや筋肉の痙攣
お盆のころから、季節は秋に向かって行きます。海水の温度は徐々に低くなるため、心臓まひや筋肉の痙攣を引き起こすことがあります。
それで溺れてしまう危険性があります。
大量発生したクラゲに刺されてしまうから
ちょうどお盆のころにはクラゲが大量発生します。
この時期はクラゲが幼体から成体に変わる時期なんですね。毒性の強いクラゲに刺されてしまうとパニックを引き起こし、溺れてしまう危険性があります。
お盆に海に行くと足を引っ張られるって本当?
ここからは少し霊的なスピリチュアル的なお話になりますので、信じるかどうかはあなた次第です・・・といった感じで読んでくださいませ^^
お盆に海に行くと「足を引っ張られるからダメ」という話を聞いたことがあると思います。
その由来をお話しします。
お盆というのはご先祖様の魂をあの世から呼び戻し、そして供養をしてあげる文化です。
昔は海辺で迎え火をたき、ご先祖様を迎え入れていました。しっかりと供養してもらっている霊はいいのですが、中には誰からも供養してもらえず、成仏できなかった無縁仏も一緒に戻ってきます。
その無縁仏が寂しさから、一緒に誰かを引き連れて海に戻っていくそうです。
それを「足を引っ張られる」と表現しているのです。
十分に泳げる力がある人でも溺れてしまうのは、そのせいだと言われています。
実際に、お盆の期間に海に泳ぎに行って溺れて亡くなってしまった人は何人もいます。
また、大量発生するクラゲが成仏できなかった霊の化身だと言う人もいます。
霊能力者の細木数子さんも「お盆には海や川には近づかないように」と言っていましたので、この時期は避けた方が賢明ですよ。
お盆の海に関する迷信を紹介します
他にもお盆の海に関する迷信はいろいろありますので、紹介していきましょう。この記事も、信じるかどうかはあなた次第・・・・です^^;
お盆は地獄の窯が開く
お盆の時期には地獄と現世を隔てている「地獄の窯」の蓋が空き、中から亡者たちが出てきます。亡者たちは陰の気質があるので、水辺に集まってきます。
なので、お盆の期間に海や川などの水辺にいくと足を引っ張られたり、いたずらをされてしまうようです。
川に行くと河童に引きずり込まれる
河童伝説がある土地では「お盆に川に近づいてはならない」と昔から言われています。
河童は川を下って海に行こうとする霊魂を食べようと川底に潜んでいます。そこで遊ぶと、一緒に引きずり込まれてしまうというのです。
最後に
お盆に海や川に近づいてはダメな理由を解説させていただきました。
現実的で科学的な理由もあるし、スピリチュアル的な理由もあります。
どちらにせよ、結論としては
「海や川に近づかない方が身のため」です。
海や川に泳ぎに行くなら、お盆の前に行くのがおすすめです。それでは楽しい夏休みを過ごしてくださいね。
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