白髪を抜くと増えるって本当?それとも嘘?もう生えてこないの?
あ、こんなところに白髪が・・・
どうしますか?
抜きたいですね。抜きますか。
ところで白髪って「抜いたら増える」って聞いたことが
あるけど、本当なの?それとも嘘?
抜いたところからは髪の毛は生えてこないの?
解説していきますね。
白髪を抜くと増えるって本当?
まずは、白髪の仕組みから学んでいきましょう。
どうして黒い髪が白髪になるのか?
実は黒髪と白髪は同じ髪です。
色素があるかないかの違いしかありません。
黒髪が白髪になっていく理由は、
色をつける細胞が弱ってしまったからなんです。
色をつける細胞(色素細胞)は髪の毛一本一本に存在しています。
色素細胞によって髪の毛は黒くなっている
つまり、色素細胞が、
- 元気→黒髪
- 弱っている→白髪
になるんですね。
白髪を抜いたら増えるといわれる理由は?
白髪を抜くことで「増えた」と考えられる理由は主に二つあります。
それは
- 白髪の裂け
- 年齢による白髪の増加
です。それぞれについて詳しく解説します。
白髪の裂けとは?
白髪は抜いた時に、縦に裂けてしまうことがあります。
裂けるということは、一本だった白髪が
枝毛になって二本、三本になってしまうわけです。
これが「抜いたら白髪が増えてしまった」と感じる原因なのです。
年齢による白髪の増加とは?
もう一つの理由として考えられるのは、
単純に年をとった、ということ。
ある程度年齢を重ねてくると、誰でも白髪が生えてきます。
一本の白髪に気づいた時には、すでに何本、何十本もの
白髪が見えないところで生えている可能性が高いんですね。
もう白髪の進行が始まっている状態なので、
気になる部分の白髪を抜いても、
頭皮全体の白髪化は進んでいく一方です。
そのため、しばらくして鏡を見てみると、
「あれ?抜いたはずなのに、前よりも増えている!」
と勘違いしやすいのです。
以上のことから、白髪を抜いたら増えたような
感じがするのは「気のせいである」と言えます。
詳しくは次の章で説明していきますね。
白髪を抜くと増えるって嘘?
白髪を抜いたら、近くに生えている
黒髪も白髪になってしまう・・・
というのが俗説のようですね。
それによると白髪を抜くことで、付近の皮膚にも
なんらかのダメージが生じて、影響で周辺の色素細胞が
弱っていき、結果的に周辺の黒髪が白髪になるというものです。
ですが、今現在のところこの説に関しての
科学的な根拠はいまだ示されていません。
実証されていないということは、
「白髪を抜くと増える」というのは嘘ですね
白髪を抜くともう生えてこないの?
白髪は普通の黒い髪の毛と同じなので、
抜いてもまた同じ場所から生えてきます。
その場合、色素をつける細胞が弱っているため、
ほとんどの場合は同じ白髪で生えてくるのですが、
その生えてきた白髪が、途中から黒くなることがあるのです!
これは美容師さんも言っていました。
「先っぽが白くても、途中から黒くなっている髪がある」って。
つまり、
白髪でも黒髪になる可能性もあるということなんです。
じつは僕も経験があります。
自分の抜けた髪の毛を見てみたら、
白髪だと思ったら、根元が黒髪になってた。
ちょっとうれしかったですね。
また、白髪は何回も同じ場所から抜いていると、
細胞が弱って、次第に生えてこなくなってしまいます。
ですので、白髪が生えてきても抜かない方がいいのです。
まとめ
基本的には白髪は抜いてもその付近の髪の毛が
白髪に浸食されていくことはありません。
白髪が増えるのは年のせいです。
また、気になって抜いていると、そのうち生えてこなくなるので、
少しでも髪の毛を残したいなら、抜かないようにしましょう。
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