手のかさつきの原因は?ケアの仕方と治す方法を解説
手のかさつきが気になる季節です。
かさつきがひどくなると、ガサガサになってきて服に
引っかかってしまったり、ひび割れて出血してしまうこともあります。
手のかさつきの原因と、ケアの仕方、治す方法までを紹介します。
手のかさつきの原因は?
手のかさつきの原因は一言で言ってしまえば「乾燥」です。
空気が乾燥し、湿度が低くなっていくと、人間の皮膚の
表面の水分も奪われて行ってしまうからです。
本来、人間の皮膚には水分が十分に含まれています。
例えば、赤ちゃんの手などはぷっくりしていて、
つやつやな手をしていますよね?
あれは水分や油分が十分に手に含まれているからです。
冬は乾燥するため湿度が低くなり、
20~30%まで下がることがあります
(春や夏は60%~70%程度)
皮膚に一番良い湿度は50~60%と言われていますので、
20~30%にまで低下すると、皮膚にとっては
かなり厳しい環境にあるといえます。
皮膚だけ砂漠に行ったような感覚でしょうか?
また、素手で洗い物をしてしまうのもかさつきの原因になります。
特に寒い季節は水ではなく、温かいお湯を使って洗い物を
することが多いのですが、これが問題でお湯を使うことで
本来手に必要な脂分まで一緒に洗い流してしまうのです。
これは、料理の油汚れが水よりもお湯の方が落ちやすい原理と一緒です。
手の脂分は乾燥から皮膚を守る役目をしているので、落ちてしまうと、
カサカサになってしまう、というわけです。
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手のかさつきのケアの方法は?
手のかさつきをケアするためには「乾燥させない」ことが一番です。
できるだけ、手の皮膚の湿度を失わない状況を作り出してください。
そのために欠かせないのは「手袋」です。
特に水に関わる作業をするときは必ずビニール製の手袋を
はめるようにしましょう。例えば、
- 食器洗い
- お風呂洗い
- 洗濯物干し
- 拭き掃除
の時は、手袋を忘れずにつけてください。
ちょっとした水仕事でも気を付けて予防をすることが大切です。
また、かさつきの原因は水だけではありません。
洗剤も影響があるのです。
食器洗い用の洗剤や、お風呂洗い用の洗剤、洗濯の洗剤などですね。
これらの洗剤は汚れを落とすには非常に強力ですが、
手にも刺激が強く、肌の防御機能を低下させると言われています。
手袋をはめることで、これらの乾燥や刺激から手を守ってください。
手荒れの対策には外出の際も手袋を
水仕事だけじゃなく、外出する時も手袋をつけましょう。
外の乾燥した空気や風も手がかさつく原因です。
長時間さらされることで、手の水分はどんどん失われていきます。
手袋は革製のものでも、綿製のものでも構いません。
つけているのとつけていないのでは全然違いますよ。
手のかさつきを治す方法は?
乾燥してカサカサになった手にはハンドクリームを塗りましょう。
定番ですが、やはりこれが一番効果があります。
ハンドクリームに含まれている「尿素」という成分が乾燥を防ぎます。
尿素は固くなった角質を柔らかくする性質があり、
さらに水分との相性が非常によく、水分子と結合し、
手から水分が逃げていくのを守ってくれるのです。
まさに手荒れにはもってこいの成分ですね。
ハンドクリームはこまめに塗ってください。
そのためには、家用と外出用を用意しておくことをおすすめします。
外出先でもかさつきを感じたらいつでも塗れるようにしておきましょう。
ハンドクリームを塗る頻度は?
乾燥を防ぐハンドクリームは基本的には「乾燥を感じた」時に
塗りますが、それ以外にも「水洗いをした後」「手を洗った後」
にも塗るようにしましょう。
水に触れた後は手の水分を十分に拭き取ってから塗ってください。
そして夜寝る前にも塗り、綿製の手袋をはきましょう。
水仕事をする際にビニール手袋をはくことをお勧めしましたが、
その時にハンドクリームを塗ることで、パック効果にもなります。
まとめ
手のかさつきを防ぐには、できるだけ乾燥させないことです。
そのためには、水仕事を素手でしないこと、外出の際や寝る際には
手袋をはめること、こまめにハンドクリームを塗ることが大事です。
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