アメリカ大統領選挙の投票の仕組みを解説。選挙人が選ぶ2016予想は?

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2016年度はアメリカ大統領選挙の年です。

日本とは様々な面で選挙の仕組みが異なります。

投票の仕組み選挙人について、今年の予想はどうなっているのか?

についてわかりやすく解説していきます。

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アメリカ大統領選挙の投票の仕組みは?

アメリカ大統領は4年に1回選ばれます。

オリンピックと同じで、しかも同じ年に行われるんですね。

大統領選挙は一年近く続き様々なドラマがあるため、アメリカでは

多くの国民が興味を持つ一大エンターテイメントになっています。

 

アメリカには2大政党の「民主党」「共和党」があります。

他にも政党はあるのですが、小さすぎて大統領選挙には絡んできません。

そして各政党から選ばれた代表が対決して、

勝った方が大統領に選ばれる仕組みになっています。

 

2016年度の大統領選挙での立候補者の人数はこうなっています。

  • 民主党・・・6名
  • 共和党・・・17名

 

選挙は、各政党の中で大統領候補者を一人に絞るところから始まります。

これは「予備選挙」と言われていて、アメリカの各州で行われます。

予備選挙は州ごとに開催する日が異なり、2月から6月頃まで続きます。

 

その中でも、多くの州が予備選挙を行って重なる火曜日を

「スーパーチューズデー」と呼んでいます。

ニュースでもたまに聞きますよね?

 

この予備選挙を勝ち抜いた候補が、9月頃に行われる

「全国党大会」によってその党の大統領候補に選ばれるのです。

 

実際には「民主党」の代表と「共和党」の代表の一騎打ちになることが

ほとんどですが、一応、他の党からも立候補はできます(まず勝てませんが)

 

さぁ、ここからの対戦がすごい。

アメリカ大統領選挙ではテレビCMに巨額の費用をかけます。

その金額は400億円~500億円と言われています。

 

CMの内容は主に「ネガティブキャンペーン」で、

対立候補をけなしまくるのです。

「あいつはこういう悪いことをやってきたぞ!」とか、

「お前のせいで職を失った人がこんなにいるんだぞ!」とかです。

 

お互いに相手のミスを見つけては、悪口を言い合う。

日本では考えられませんが、アメリカでは堂々と対立候補の

足を引っ張ることが可能なのです。

これは表現の自由が認められているためなんですね。

 

そしていよいよ大統領選挙当日。

2016年度の投票日はいつか?というと、11月8日です。

 

ここで国民が投票するのですが、実は大統領候補者を

直接選べるわけではありません。

選挙人を選ぶのです。では選挙人とは誰でしょうか?

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アメリカ大統領選挙で選挙人とは?

アメリカ大統領選挙は「間接選挙」です。

間接選挙とは選ばれた選挙人が大統領選挙を行う制度です。

[su_box title=”間接選挙” style=”soft” box_color=”#026ec1″]投票者が直接候補者を選ぶのではなく、候補者を選ぶことになる「選挙人を」選ぶという間接的な手段を通して行う選挙制度のことである。 直接選挙に対比される。[/su_box]

 

つまり、大統領候補のA氏に投票したい!と思った場合、

「私はA氏に投票しますよ~」と言っている

選挙人のB氏に投票することになります。

 

そうするとB氏はあなたに代わって、A氏に投票してくれる

というのが間接選挙です。

 

選挙人であるB氏はあらかじめ、どの大統領候補者に

投票するのかを公言していますので、あなたの選挙人への投票は

そのまま大統領選挙に反映されるわけです。

 

なので、間接選挙と言われていますが、

実質的には直接選挙と言ってもいいでしょう。

 

選挙人は全員で538名います。

そして、選挙人の過半数である270名以上の投票を得た

候補が大統領に当選する仕組みになっています。

 

アメリカ大統領選挙の2016年度の予想は誰?

候補者の中でも有力と予想されているのが以下の4名です。

[su_label type=”info”]民主党[/su_label]・・・ヒラリー・クリントン、バーニー・サンダース

[su_label type=”info”]共和党[/su_label]・・・ドナルド・トランプ、ジェブ・ブッシュ(辞退)

 

この中でも一番人気が高く、有力だと言われているのが

民主党のヒラリー・クリントンです。

 

夫のビル・クリントンは元大統領ということもあり、知名度は抜群です。

現状では民主党内にヒラリー・クリントンに勝てる候補者はいないと

見られていて、党代表になる確率は高いと言えるでしょう。

 

対して、共和党候補で注目されていうのは

大富豪のドナルド・トランプ氏。資産が1兆円あるともいわれ、

選挙資金も潤沢です。

過激な発言でも知られるトランプ氏ですが、いまいち

具体的な政策が無いのが残念なところ。

 

また、実力があると言われているのが共和党のジェブ・ブッシュ氏

兄はあの有名なブッシュ大統領です。

巷では兄よりも政治的な手腕は上と言われており、

実力のある候補者です。

ですが、人気を集めることができず辞退(2月21日)

 

まとめ

アメリカ大統領選挙は一年近くかける一大イベントです。

日本とはかなり仕組みが異なり、対立候補同士の対決が見所です。

誰が大統領になるのか?今からチェックしてみると、面白いですよ。

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