うがいの効果で風邪をひかないって本当?一日の回数は何回がいいの?
「帰ったらうがいしなさい!」
子供のころに言われたことは今でも覚えています。
風邪の予防にはうがいがいいと巷では言われていますが、
本当に効果はあるのでしょうか?
また、うがいは一日に何回するのが効果的なの?
ということを解説していきます。
うがいの効果で風邪をひかないって本当?
まず、うがいがどのような効果があるのか?
ということから説明していきましょう。
うがいの主な目的は「ばい菌の排除です」
呼吸をすることは外気を吸い込むことなので、
空気と一緒に、大気中のばい菌やウイルスも吸い込んでいます。
それが風邪の原因になることもあるんですね。
うがいではそれらを排除するのが目的です。
で、吸い込んだばい菌は、
口の中、のど、鼻の奥の粘膜にくっつきます。
風邪の菌は乾燥している環境が大好きで、
乾燥していると、どんどん繁殖して増えていきます。
[su_box title=”うがいをするとどうなる?” style=”glass” box_color=”#09c6c5″] 水が霧状になってのどに入っていき、のどに適度な湿度を与えます。
ばい菌は湿度に弱いので、死滅していきます。
また、水に含まれる塩素などの物質も
ばい菌に効果があると言われています。[/su_box]
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うがいで風邪の感染を予防できる確率は?
実際にうがいが風邪にどれくらいの効果があるのか?
ということを実験したグループがあります。
実験をしたのは京都大学のグループ。
「うがいをしないグループ」と「うがいをするグループ」に分けて実験したんです。
その結果、風邪をひいたのは、
- うがいをしないグループ・・・・26人(100人中)
- うがいをするグループ・・・17人(100人中)
となりました。
うがいをしたグループは、しない場合に比べて40%も
風邪をひく確率が低下したのです。
つまり、実験からしてもうがいをすることで風邪を予防する
効果はあるということになりますね。
うがい薬を使用した方がいいの?
ではうがいをする時「水」だけがいいのか「うがい薬」
を使った方がいいのか?
どうせうがいをするなら、効果がある方がいいですよね。
うがい薬のほうが効果がありそうに見えます。
ですが、実験の結果、
「水」でも「うがい薬」でも、それほど差はないと言われています
お医者さんの中にも「うがいは水だけで十分」という先生もいます。
ですので、水でも構わないので、しっかりとうがいをして
風邪を予防してくださいね。
うがいの一日の回数は何回がいい?
では、うがいってどれくらいの頻度ですれば、効果的なのでしょう?
うがいをすれば、ばい菌は除去されます。
ですが、呼吸をしている限り、またばい菌は体に入ってきます。
ばい菌は時間とともに増殖していく特性を持っていて、
3時間後には10倍に増えると言われています。
その後はさらに加速度的に増えていくので、
早い段階でばい菌を除去する必要があります。
この3時間というのを一つの目安にするとよいでしょう。
回数で考えると、3時間ずつということは6~7回になります。
つまり、一日に6~7回うがいをすれば、
ばい菌が増殖する前に排除することができます。
まとめ
うがいには風邪を予防する効果があります。
確実ではないですが、風邪をひく確率は40%下がります。
また、3時間に一回の間隔でうがいをするのが一番効果的です。
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