節分の鬼の意味は?正体は誰?豆が嫌いなの?
「鬼は外ー福は内ー」と豆を鬼にぶつける行事「節分」
豆を鬼にぶつけるその意味は?
鬼の正体は誰なの?
豆をぶつけたら鬼は退散するけど、実は豆が嫌いなのか?
ということについて説明していきます。
節分の鬼の意味は?
節分に豆をまくのは、邪気を追い払うためです。
家の邪気を追い払い、一年間家族全員が健康で元気に過ごせますように、
という願いが込められているわけですね。
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では、なぜ節分は「鬼」が出てくるのでしょうか?
鬼が邪気の象徴、というのはなんとなく想像できますね。
でもこんな言い伝えがあるのです。
昔。
山から鬼があらわれて、都を荒らしていました。
住人は困り果てていました。そこで、鬼に豆をぶつけて、
鬼の目をつぶして追い払いました。
これが「節分」=「豆まき」になった由来と言われています。
節分の鬼の正体は誰?
では「鬼」とは一体誰なのでしょう?
いろいろな説があり、これが正しい、と断言できるものはありませんが、
中でも有力な二つの説を紹介します。
漂流して日本にたどり着いた外人説
昔、異国の人間が乗っていた船が難破して、
たまたま日本にたどり着きました。
初めて見る外人の姿は日本人にはかなり異様に見えたことでしょう。
体は大きく、目は青く、髪の毛は茶色。
日本人とは全然違うその姿。
彼らは船が壊れたため、元の土地に戻ることはできません。
山奥に住み、時々、町に降りてきては食べ物を奪ったり、悪さをしていた。
その見た目、所業がデフォルメされて鬼になったと言われています。
人間のもつ「悪い心」説
節分のお面を見てもわかりますが、鬼のお面は複数の「色」があります。
赤、黄、青、緑、黒などですね。
それぞれ、人間の持つ「悪い心」を象徴していると言われています。
- 赤鬼→貪欲、欲望
- 黄鬼→甘え、わがまま
- 青鬼→怒り、憎しみ
- 緑鬼→不摂生、不健康
- 黒鬼→愚痴、疑い
節分に豆を投げることで、自分が持つ「悪い心」も
取りのぞく効果があるんですね。
節分の鬼は豆が嫌いなの?
なぜ、鬼に豆を投げるのでしょう?
古くから穀物には邪気を追い払う力があるとされてきました。
また、ぶつける豆は「魔滅(まめ)」とも言われていて、
魔を滅する力を持っているのです。
この豆をぶつけられた鬼は、逃げ出すわけです。
ニンニクをぶつけられたドラキュラのようなものですね。
まとめ
節分に豆をまくのは一年間の無病息災を願っているからです。
ただ、鬼役の人にあまり強く豆をぶつけすぎないように楽しんでくださいね。
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