頭が痛いし気持ちが悪いのはストレスが原因?手軽にできる対処法を紹介!
「頭がズキズキと痛い・・・まただ・・・」
たまに発作的に起こる頭痛。原因はなんでしょうか?
ストレスが何か関係あるのかもしれないですね。
合わせて気持ち悪くなってしまうことの原因も解説していきます。
また、手軽にできる対処法を動画付きで解説していきますので、
悩んでいる方はぜひトライしてみてくださいね。
頭が痛いし気持ちが悪いのはストレスが原因?
ストレスは私たちの生活と切っても切り離せません。
この世に自分一人しかいないのならストレスがたまることもないと
思いますが、現実世界では毎日、多くの他人と顔を突き合わせ、
時には嫌な人とも笑顔で付き合っていかなければなりません。
このような過酷な環境ではストレスが溜ります。
ストレスとは精神的なもの。
精神的なものが体にさまざまな影響を及ぼすのです。
ではストレスと頭痛の仕組みについて説明します。
[su_note note_color=”#e9fed7″ radius=”9″]ストレスを受けると、脳は「これは生命の危機かも?」と判断し、 生き延びるためにそのストレスからなんとか逃げ出そうと考えます[/su_note]
例え話をしてみましょう。
あなたが道を歩いていたとします。
突然、目の前に野生の熊が現れました!!
熊はあなたにとってのストレスで、あなたは全力で逃げなければなりません!
そのためには、筋肉を動かす必要があります。
そのためには、酸素を含む血液が大量に必要です。
そのためには、心臓の動きを早くし、血液をどんどん送り出さないといけません。
結果的に、血圧が上がり血管が拡張しドキドキししたり汗をかいたりします。
これがストレスによる自律神経の乱れです。
この自律神経の乱れは本人の意思とは無関係に起こってしまいます。
自分で意識的に抑えることはできません。
ストレスが頻繁にかかってくると自律神経が通常の働きをすることができなくなり、
乱れ始め、血管の拡張、収縮が繰り返し起こるようになります。
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頭が痛いのはストレスが原因?
脳につながっている神経の一部分は血管のすぐそばにあるため、
血管が拡張するとその広がった圧力により圧迫されます。
それが頭痛の原因になっているのです。
血管の収縮は心臓の鼓動に影響しているので、心臓がドクンドクン、
と脈打つのに従って同じように動きます。
結果的に神経も同じようなリズムで圧迫されるので、
頭が「ズキンズキン」と痛むのです。
つまりはストレスが頭痛の原因になりうるのです。
気持ちが悪いのはストレスが原因?
次は気持ちが悪くなる原因ですが、まずは胃の仕組みについて説明します。
胃は食べ物を消化する際に胃液を分泌します。
実はこの胃液、思っている以上に強力な酸で、胃壁自身をも
とかしてしまうほどの強さをもっているのです。
胃自身が溶けてしまっては大変なので、胃は粘液を放出し、
胃の表面をコーティングして守っているのです。
この胃酸と粘液のバランスをとっているのが「自律神経」です。
自律神経の正常な働きがあってこそ、胃は正しく機能するわけです。
ところがストレスがたまってくると、自律神経が乱れ始めてきます。
胃の働きを強めようという運動がおこり、胃液を必要以上に分泌するのです。
その結果、「気持ち悪い」「吐き気がする」といった症状が起きるのですね。
ではこのストレスの原因は何があるのでしょうか?
次の3つが大きな関係があると言われています。
- 人間関係
- 性格
- 仕事
それぞれ解説していきますね。
ストレスの原因は人間関係
やっぱり人間関係が一番大きいですよね。
職場の同僚がみんないい人で、自分と好みがあって、話も合って、
理解しあえるのならば最高なのですが、そんなことはまずありえません。
人は誰一人として同じじゃありません。
育ってきた環境によって考え方、言い方、とらえ方、何もかもが違うのです。
そうするとどうしても、そりが合わない人、嫌な上司や部下などが
出てきてしまうわけです。
つまりは、自分の思い通りならない人間関係がストレスになっているのです。
ストレスの原因は性格
真面目で、何事にも完璧を求めすぎてしまう人。
言いたいことを言えずに、自分の中に貯めこんでしまう人。
緊張しやすかったり、いつも何かが心配な人。
こういう性格の人は、物事が自分の思い通りにならないことで
ストレスを感じてしまいます。
ストレスの原因は仕事
仕事量が多く、やってもやっても終わらない。
残業、休日出勤をしても片付かないほどの仕事を与えられる。
また、責任が重く、失敗が許されないイベントを任されてしまう。
逆に、仕事に就けない、することがない、というのもストレスになります。
頭が痛いし気持ち悪いと時に手軽にできる対処法を紹介!
では、ストレスが原因で頭痛や気持ち悪さが起きたときに、
簡単にできる対処法を説明します。
ツボを押してみる
ツボは自分でも簡単に押すことができて、効果も実感できるので
おすすめの対処法です。頭痛に効くツボはこの3つです。
- 太陽(たいよう)
- 合谷(ごうこく)
- 天柱(てんちゅう)
それぞれ動画付きで説明していきます。
頭痛に効くツボ「太陽」
「太陽」は片頭痛や目にも効くツボで、目の横のこめかみ付近に
あります。まゆ尻と目じりの間に指を当て、頭のほうに少しすべらせて
いくと凹んだ部分があります。ここが「太陽」です。
中指で優しくマッサージしてあげてください。「太陽」は両側の
こめかみ部分にあります。押すときは、両方一緒に押すと、
体のバランス的にもよくなりますので試してみてください。
頭痛に効くツボ「合谷」
合谷は頭痛や便秘に効き、手にあるので簡単に押せるツボです。
手はどちらでもいいです。人差し指の骨の第2中手骨の真ん中部分を
親指側から押しましょう。息を吸いながら、1,2,3と押していくと効果的です。
頭痛に効くツボ「天柱」
天柱は頭痛に効くツボで後頭部にあります。
後頭部の頭と首がつながっている部分(背骨の延長線上)
を触ってみるとちょっとくぼみがあります。そこから、左右に2センチほど
ずれた部分にも凹んだ部分がありますここが「天柱」です。
両方の親指で、バレーボールをトスするようなイメージで上の方に
押し上げてマッサージしてあげてください。
首や肩を温める
ストレスによる頭痛は「緊張」の影響が大きいです。
緊張を解いて柔らかくしてあげるには暖めるのが効果的です。
温湿布や、電子レンジ暖めることができる首用の湯たんぽもいいですね。
肩から首回りの緊張がとれると、頭痛が治り、気持ち悪さ、吐き気も治るでしょう。
ハリ・マッサージに行く
ハリは体にある経絡のツボを刺激して、体調を整えてくれます。
頭が痛い時のツボ、気持ち悪い時のツボに針をブスッとさしてくれます。
最初はちくっとしますが、終わった後はすっきりして体が軽くなりますよ。
病院で同意書がもらえれば保険が効くハリ治療院もあります。
また、マッサージで肩回り、首回りの筋肉をほぐしてもらうと、
凝っていた部分の血流がよくなり、頭が軽くなり、
頭痛や気持ち悪さが軽減されます。
呼吸法で自律神経のバランスを整える
2秒かけて息を大きく吸い、2秒かけて息を吐きます。
これを10回繰り返しましょう。頭の中で「いちにい、いちにい・・」
と数えながらやっていきます。
息を吸うときはおなかを膨らませるように意識し、
吐くときはお腹を凹ませるように意識します。
以上の治療はあくまでも一時的なものです。
効果が出ると思いますが、長続きさせるためには、
根本的な原因であるストレスを排除しなくてはなりません。
とはいうものの、ストレスというのはいなくなって欲しくても、なかなか
思うようにいかないものです。自分の中で様々な手段を駆使して
解消していくしかないようです。そのアイデアを紹介していきますね。
気分転換に出かける
好きなスポーツ観戦、ショッピング、習い事など日常生活と
離れたところに身を置くことはいい気分転換になります。
時間があるときなどはリフレッシュに出かけるのがいいでしょう。
パンチバッグで発散する
体を動かすことでストレス発散になります。
特にパンチバッグは「憎たらしい!」って感情を込めてパンチ
すると、ものすごいスッキリするんですよ(笑)
この前見たテレビでは、パンチだけじゃなく、蹴ったり、プロレス技を
掛けたりしてストレス解消になるよってやってました。
友人やカウンセラーに相談する
よくないのが自分一人でストレスを抱え込んでしまうこと。
誰かに話すことは何も恥ずかしいことではありませんので、
思い切って知人に相談してみましょう。
またストレスカウンセラーに相談する、というのもいいですね。
口に出して悩みを相談することで気持ちがかなり楽になるはずです。
まとめ
現代社会はストレスとは切っても切り離せない環境にあります。
できるだけストレスをためないように、上手に付き合っていく方法を
自分なりに模索していくことが必要と言えるでしょう。
頭痛や気持ち悪さが無くなって、快適に生活をおくれるといいですね。
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