自転車で傘 違反の罰金はいくら?固定すれば平気?やり方は?

284517

平成27年度(2015)年6月17日に道路交通法が改正されました。

自転車に乗りながら傘を差した場合は

違反になりますが、罰金はいくらなのでしょうか?

雨が降っていてもどうしても自転車に乗る必要がある場合、

傘をハンドルに固定すれば大丈夫なのでしょうか?

そのやり方とは?詳しく解説していきます。

スポンサーリンク

自転車で傘をさして違反したときの罰金はいくら?

自転車運転で法律違反となる行為は全14種類あり、

危険な運転は道路交通法の「安全運転義務違反」になります。

[su_box title=”道路交通法「安全運転の義務」” style=”glass” box_color=”#0e08c0″]

第70条 両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

第119条 次の各号のいずれかに該当する者は、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金に処する。

第70条(安全運転の義務)の規定に違反した者

[/su_box]

この法律には具体的に傘をさしてはいけない、とは記述されていませんが、

「ハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し」という面から見ても

傘をさす行為は上記の法律に違反していると言えます。

 

では今回の道路交通法の改正によってどうなったのかというと、今までは

違反すると罰金5万円だった法律が、1回で即罰金にはならず、2回以上

違反して捕まると、自転車運転者講習を受ける義務が発生することになりました。

それに従わなかった場合、5万円の罰金と変わりました。

一見、法律が緩くなったように見えますね。

 

ですが、警察側の見方も様々なようで、今までの罰金5万円は変わらずに、

さらに運転者講習を受ける義務が発生する、と考えている人もいるようです。

 

実は、傘さし運転というのは各都道府県ごとに法律、罰則が

決められています。例えば、東京には「東京都道路交通規則」があり、

独自のルールを制定しています。

 

ですが、どの地域でも傘を差しながら自転車を運転することは

危険ですので禁じられています。

当然ですがこの法律は大人だけではなく子供にも適用されますので、

十分に注意したいところですね。

[su_label type=”info”]関連記事[/su_label]眼鏡の上からかけるサングラスを紹介!自転車に乗っても大丈夫!

捕まったら前科がつくの?

前科がつくのはいわゆる「赤切符」と呼ばれる告知票をもらったときです。

自転車の交通違反でも悪質なものは赤切符を切られる可能性があり、

その結果「前科前歴」がついてしま場合があるんですね。

ですが、この前歴は検察庁が作成する犯罪歴ファイルや、市町村の

犯罪人名簿にも載ることはないと言われています。

 

今までの事例から見てみると、いきなり赤切符を切られる

ということはまずないようです。

どちらにせよ、安全運転を心がけてくださいね。

スポンサーリンク

自転車で傘は固定すれば法律的に平気なの?

手で持つのはダメでも、自転車に固定するのは法律的にどうなんでしょうか?

このように自転車のハンドルの真ん中付近に傘を固定する

器具も販売されています。

 

先ほども書きましたが、自転車運転する際の傘に関する法律は

地域ごとに決まっていますので一概に言えませんが、

警視庁、東京都によると、

[su_note note_color=”#dbddd9″ radius=”9″]傘てて器具に傘を積載した場合に、傘の幅が「傘立て器具」の幅に0.3メートルを加えた長さを超える場合や、傘の上端が地上から2メートルの高さを超える場合は違反となります。[/su_note]

という記述になっています。

 

もうちょっとわかりやすく言うと、傘の幅は

直径60cm以内で高さが2m以内であればOKということです。

直径60cmというのはかなり小さい傘で、どうしてこの幅なのか?

というと自転車(軽車両)の大きさが法律で幅60㎝と決まっているからです。

この幅を超えてはいけないので、このサイズになっているわけです。

 

ですが、このあたりは厳密にはチェックされていないのが現状で、

一般的な大きさの傘であれば大丈夫と言われています。

ただ、風であおられてふらつき、歩行者にぶつかってしまうと、

道路交通法違反に問われることになります。

警察側としては、雨合羽をしようしてもらうのが一番望ましいようです。

 

自転車で傘を固定するやり方は?

基本的には、専用の器具を買って、ハンドル部分に取り付けることになります。

器具はシンプルなものなので、一人でも10分ほどでできます。

自転車によって、取り付ける部分の形状が多少違いますが、

15mm~29mmのパイプであれば取り付けることが可能です。

 

まとめ

自転車に乗るときに傘をさしての片手運転は非常に危なく、

そして法律違反になります。最悪の場合は罰金を取られてしまうことも

ありますので、傘を差したい場合は、固定器具を使うことをお勧めします。

こちらは問題ありませんし、両手も使えるので便利です。

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ