親知らずを抜歯した当日は飲酒できる?いつから?腫れとの関係性は?
歯が痛い・・歯医者に行ったら「親知らず」だと言われ、
抜かなければいけなくなりました。
親知らずって普通の歯と違って、横から生えてくるから、
痛むし、抜くのが大変な場合が多い。
親知らずを抜歯した当日は飲酒できるのか?
飲酒はいつから大丈夫なのか?腫れとお酒の関係性は?
ということについて解説していきます。
親知らずを抜歯した当日は飲酒できる?
親知らずはちょっとした手術です。
僕の場合は、抜くのに2時間かかりました。
抜いた後、先生に「お風呂や激しい運動は控えるように」
と言われたけど、お酒に関しては特に何も言われませんでしたね。
飲んでもいいのでしょうか?
まず、親知らずの抜歯手術から見ていきましょう。
親知らずは奥歯の横から生えてきますので、
鏡で見ても、はっきりと見えない場合が多いです。
歯茎の中から生えてきていて、奥歯を圧迫しているんですね。
この場合の手術は、歯茎を切開する必要があります。
一度、歯茎を切って、中の親知らずを抜歯し、縫合するという手術です。
麻酔がかかっているので、手術中は痛みを感じませんが、
終わってからは結構痛みますし、すぐには出血が止まりません。
翌日まで出血が止まらない場合もあります。
飲酒をするということは、体内にアルコールを摂取するということです。
アルコールには「血管を緩めて血流を良くする」という効果があります。
つまり、まだ出血が完全に止まっていない場合に飲酒をすると、
血行がよくなるため、ますます血が止まらなくなってしまいます。
そうなると、痛みが更に増すし、最悪の場合は感染症も考えられます。
「本当にそうなんだろうか?」
抜歯後の飲酒の影響について身を持って実験した人がいます。
彼は歯学部の学生で、教授に
「抜歯後はお酒を飲むと、出血や腫れの原因となるから、しないように」
と言われたことを、どうしても試したくなりました。
たまたま、彼は数日後に親知らずを抜くことになっていたので、
早速抜いた後に飲酒をして自分の体で実験してみたのです!
結果・・・顔が腫れ上がってしまい、
痛みと熱で1日入院する事になってしまいました。
大変なことになってしまったようです。
ですので、出血、痛みがある場合は当日の飲酒は控えましょう。
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親知らずを抜歯したら飲酒はいつから?
では、抜歯後はいつから飲酒可能なでしょう?
手術後には「痛み止め」「抗生物質」などの薬をもらうことがあります。
アルコールは薬に影響を及ぼします。
痛み止めの場合、アルコールによって効きすぎてしまう場合があり、
抗生物質の場合は、分解が遅くなり、ひどい二日酔いを起こすことがあります。
なぜかというと、アルコールも薬も分解するのは「肝臓」なんです。
薬を分解しているところにアルコールが入ってくると、
肝臓の処理能力を超えてしまいます。
そうなると分解速度が遅くなり、薬が長い間肝臓に残ることになり、
効果が強く出てしまったり、副作用がでることがあるのです。
ですので、歯医者から薬が処方されている場合は、
薬を飲み終えるまでは飲酒を控えましょう。
3日分のお薬が出ていた場合、その期間は断酒です(笑)
個人差がありますので、スポッと抵抗なく親知らずが抜けて、
痛み、出血がない場合は、すぐに飲めるかもしれません。
お医者さんと相談してください。
「いつからお酒飲めますか?」と聞けば、教えてくれます。
親知らずを抜歯後の腫れと飲酒の関係は?
親知らずが腫れてしまう原因は、
傷口からばい菌が入って、繁殖しているからです。
疲れが溜まっている場合は、ばい菌が侵入しやすくなり、腫れやすくなります。
ひどい場合は、手術からどんどん腫れていき、二日後には抜歯した方の
頬がパンパンに腫れ上がって口を開けるのも困難になった人もいます。
こうなってしまうと食事も困難になってしまいます。
手術後に飲酒をすると、血行がよくなってしまうため、
なかなか傷口がふさがりません。
そうなると、ばい菌が侵入しやすくなってしまいますね。
まとめ
親知らずを抜いた当日は飲酒を控えたほうがよいでしょう。
ばい菌が入って腫れてしまうと、ますます回復が遅れてしまい、
お酒を飲めない時期が長くなってしまいます。
薬が出ている場合は、飲み終わってからにしてくださいね。
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